『名探偵コナン』に登場する天才発明家、阿笠博士が黒の組織の黒幕だと疑われているのはご存じですか?
未だに、黒の組織の黒幕が分かっていないにも関わらず、なぜそう思う人が多いのでしょうか。
なんと、阿笠博士が「わしじゃよ」と言っている画像までネットで出回っています。
いったいなぜ、阿笠博士が黒幕だと言われているのでしょうか?その理由について徹底検証してみました!
『名探偵コナン』の阿笠博士が黒幕だと言われる理由
まず初めに、『名探偵コナン』に登場する黒の組織の黒幕が、阿笠博士ではないのか?と言われる理由を、いくつかご紹介します。
阿笠博士の名前
まず一つ目の理由が、「阿笠博士の名前」です。
黒の組織に所属しているキャラクターは、全員コードネームがお酒にちなんだ名前になっています。
例えば、ラム・ウォッカ・ベルモット・ジンなどがあります。
「アガサ」という名前のお酒はあるの?と思いますよね。
実は存在するのです!
それが、カクテルの「アーント・アガサ」です。
お酒に詳しくなければ、気づくことはありません。
ですが詳しい人は、最初から「阿笠博士が黒幕なのでは?」と、疑っていたようです!
蘭の言葉の伏線
二つ目の理由は、「蘭の言葉の伏線」です。
作中で毛利蘭が、「もし犯人が自分の尊敬する人だったら…。」と考えました。
その時に、工藤新一との昔の話を思い出し、例えとして「もし阿笠博士が犯人だったら…」とあげたのです。
例えで上げた名前だとしても、どうして阿笠博士だったのでしょうか?
毛利蘭の周りと言えば、鈴木園子や世良真純がいますよね?
ここで、阿笠博士の名前を出したということは、「黒幕が阿笠博士」ということの、伏線なのでは?と私は考察しました。
こんなにピンポイントで、名前が出されることはあまりないですよね!
コナンの飲まされた薬
三つ目の理由が、「コナンの飲まされた薬」です。
『名探偵コナン』で一番最初に登場し、工藤新一の体を小さくしてしまう「アポトキシン4869」。
これを飲まされた後、阿笠博士の家へ行き「変な薬を飲まされて、体を小さくされちまったんだよ」と、訴えていました。
阿笠博士はそのあとに、「未完成だったその薬の作用で、体が小さくなってしまったというわけか」と、発言していました。
このシーンが描かれたのは、漫画の1巻です。
この時はまだ、誰もアポトキシン4869が「未完成」だとは、言っていないんです!
ではなぜ、阿笠博士がは未完成だということを、知っていたのでしょうか?
私は、阿笠博士が「アポトキシン4869の制作に携わった一人だから」、だと思ってしまいました。
これは、本当にあり得ることですよね?
天才発明家だとしても、頭が良いのはわかりきったことです。
もしかしたら発明家になる前は、薬を開発する人だったのかもしれませんね…。
『名探偵コナン』の阿笠博士の「わしじゃよ」とは?
『名探偵コナン』を知っている人は、一度は阿笠博士の「わしじゃよ」というセリフを、どこかで見た事があるかと思います。
このセリフが理由で、阿笠博士が黒の組織の黒幕、と言われている原因の一つとなっています。
ですが、実は阿笠博士は作中の中で、一度も「わしじゃよ」と言っていないんです!
え?言ってたでしょ?って思いますよね。
このセリフは作中の中で言っていたのではなく、ネット上で「言ってそう」という理由だけで広まった、偽画像が原因だったようです。
なのでこのセリフは、「阿笠博士が黒幕」という理由の一つだとは思わないので、上記のご紹介からは省きました。
ネットの影響力は強く、このセリフはものすごい勢いで広まってしまい、「作中のなかで言っていた」と思い込む方が多くいるのも、しょうがない気もします…。
【まとめ】阿笠博士が黒幕と言われる理由は名前や伏線!
今回は、阿笠博士が黒幕と言われる理由について、ご紹介させていただきました。
この記事を読んでみて、「言われてみればそうだったなあ…。」と、思う方は多いと思います。
私は『名探偵コナン』の大ファンですが、このことに気づいた時は、とても驚きました。
コナンの一番近くでいて、「見張っている…?」とも思ってしまいました。
でもさすがに、コナンの大きな味方である阿笠博士が黒幕だなんて、健全な多くの少年少女に支持されている漫画である『名探偵コナン』ではありえないかな?とも思いますよね。
本当の黒幕はいったい誰なのか、明かされる日が楽しみです!